盆休み最後の作業

今日は涼しい一日でした。作業中に汗が出やすくなっているようで、涼しくても相変わらずシャツの替えが何枚も必要です。2メートルの杉の柱8本の荒彫りが今日終了しました。一日1本ずつ彫ったことになります。残るのは1メートル30センチほどの柱が12本。これはまた次の機会です。盆休みで毎日作業できたことが自分ではよかったと思いますが、家庭サービスもせず、母親に催促されながら亡父の墓前に線香をあげたくらいで、ほとんどが制作に明け暮れていました。制作は何かを犠牲にしているのかと思える時があります。親戚付き合いが悪いのも自分が時間に追われているせいだと思います。盆休みの時間は飛ぶように去り、ずっと杉の角材に目を凝らしている自分は何が楽しくてこんなことをやっているのかと自問自答することがあります。でも柱の1本を彫り終えた時、床に立つ柱から快い風が吹いてくるのです。そう感じるのです。今日もその瞬間がありました。それが創作の魅力かなと思い、さらに深化・継続の意思を固めてしまうのです。      Yutaka Aihara.com

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