時間の隙間の細切れアート

朝から夕方まで公務員の仕事がある自分は思い切って作品を作れずにいます。何回もブログに書いていますが、ウイークデイは細切れの時間の中で少しでも制作に励むしかありません。結構仕事の合間というか隙間というか、そうした時間があるもので、塵も積もる進展があったりします。コンセプトを思考するのはこうした細切れの時間の中では、やはり無理かなと思います。たっぷりと時間を取って心ゆくまで自分の中に埋没しなければならないからです。ただし制作工程によっては細切れ時間でも充分仕事が捗ることもあるのです。テーブル彫刻を支える柱の補強のための木片を作ったり、RECORDの今日の分を作ったりできる時間はあります。というか、やり繰りできる時間を確保するといった方が適切です。時間で切って発想の転換を図ることは本当にうまくなったなあとつくづく思うこの頃です。

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