日本のゴーギャン
2008年 6月 25日 水曜日
先日まで読んでいた日本画家田中一村に関する書籍の2冊目です。新聞社が編集した田中一村の伝記で「日本のゴーギャン」という表題がついています。同じ作家に関するものを別の書物で続けて読むのは初めての体験ですが、なかなか面白いと感じました。まず取材の手法がやや異なっていて、こだわりの部分がそれぞれあって楽しめます。現存した日本画家なので大筋では一致していますが、その時その時の一村の気持ちを推し量るところが微妙に違います。双方読んでいくうちに浮かび上がる一村の性格がきっと確かな部分なのでしょう。共通しているのは妥協を許さない厳しい性格であるところで、しかも肌理細やかです。仕事量の多さが常軌を逸しているところも共通しています。見習いたいと思うところは随分ありますが、自分はこんなふうに生きられるだろうかと自問自答してしまいます。
関連する投稿
- 「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」の読後感
昨年暮れから通勤鞄に入っている「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 岡谷公二訳 みすず書房)をやっと読み終えました。ずいぶん長く携帯していた書籍です。当時フランス領だったタヒチを初めとする島々で、彼の地... - ベルナール・ビュフェ美術館
日曜日に相原工房スタッフの遠足として出かけたベルナール・ビュフェ美術館は、小高い丘に建つ瀟洒な建物で周囲には木々があって素晴らしいところにあります。ビュフェは若くして世に出た画家で、灰色がかった色彩とそこに佇む細い人物が... - 「ノア・ノア」の出版事情
「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 ダニエル・ゲラン編 岡谷公二訳 みすず書房)を通勤の途中に読んでいます。同書の中に「ノア・ノア」という章があって、その美しく香しい情景描写に没頭してしまいました。「... - 「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」
自宅の書棚には学生時代に購入して途中で放棄した書籍がたくさんあります。書棚を眺めるたび再読をしたいと思いつつ30年が経ってしまいました。今回読み始めた「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 岡谷公二訳 み... - 夏気分を惜しみながら…
今日で8月が終わります。月が変わることに郷愁を感じるのは夏の特徴かもしれません。開放感あふれる夏だからこそ流行り歌にもなり、移ろう夏気分を惜しむ情景になるのだと感じます。今月の創作活動を省みると、とにかく暑い工房の中で滴...
Tags: 書籍, 画家, 芸術家
The entry '日本のゴーギャン' was posted
on 6月 25th, 2008
and last modified on 1月 30th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.