勝手なイメージの重複

自分の中では記憶した時代が異なるのに、2つのモノの間に勝手なイメージの重複がある場合があります。たとえば大学時代に西武美術館で見た「エゴン・シーレ展」。展示作品の中に「小さな町」(1912〜13)というシーレの母の故郷であるクルマウを描いた作品がありました。三角屋根と小さな橋がパッチワークのような構成で表現されている絵画でしたが、それを見た時、日本のフォークソングの旋律が頭の中で繰り返し流れていたのを思い出しました。先日フォークソングの復刻版を聴いて、今度は「小さな町」が思い出されました。フォークソングは中学生の頃、ラジオの深夜放送で聴いていた六文銭の「橋」(作詞:白石ありす 作曲:小室等)です。「小さな頃見慣れた 三角屋根の家並が ほんの少しばかり 姿をかえ河岸づたい〜略〜あの橋わたれ」というフレーズがエゴン・シーレの絵画と自分の中で結びついてしまっているのです。自分勝手で個人的なコラボですが…。

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