P・ブリューゲル物語

まだ読み終えてもいない本をブログに書くのは初めてです。厚めの本ですが、翻訳であっても読みやすく、さらさら読めてしまいます。こうした歴史に現れる断片を使って創作していくことは、読み側としては楽しい限りです。創造の力で、あたかも自分が16世紀のフランドルにいるような感覚をもてるからです。スペインの圧政が続いた時代に生きたブリューゲルは、パトロンである枢機卿に翻弄されて生きています。写真の無い時代には、絵画は記録として重要な役割があり、才能に恵まれたブリューゲルは絵画の仕事で充分に食べられているのです。本もラストまであと少し。読み終えた時に再度ブログに載せるつもりです。

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