ブルーノ・タウトの証言

宮本健次著「桂離宮〜ブルーノ・タウトは証言する〜」という書物を読み終えました。昨日ブログに書いた居間のテーブルに積まれた書物の1冊です。昨年の夏に桂離宮に出かけ、実際自分の眼で見て、その美しさを堪能した後に読む書物とすれば、なかなか良いものでした。ブルーノ・タウトはドイツ工作連盟にも関係したドイツ人建築家で、斬新な建築物や大掛かりな住宅の設計で知られています。ブログでも以前ドイツ工作連盟の開催した展覧会で「ガラスの家」を作り、話題になったことを書いています。そのブルーノ・タウトが日本に亡命し、桂離宮の美を発見したことは有名な話です。同著にある「日本は眼に美しい国です。」と述べられた賛美のコトバが印象的でした。自分も昨年の夏を思い出し、桂離宮の印象を記憶の中で辿り、ブルーノ・タウトのコトバと合わせてみたりしました。

関連する投稿

  • 「中空の彫刻」読後感 「中空の彫刻」(廣田治子著 […]
  • 「《逸楽の家》」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「3 […]
  • 「結語」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「結語」の「1 木彫と陶器」「2 親密な環境における彫刻」「3 […]
  • 「状況-思考の神秘的内部を表すこと」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「1 […]
  • 「文化的総合」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「2 […]

Comments are closed.