書物という小宇宙

昔から読書が好きだったにも関わらず、最近は本を読んでいません。車通勤は読書時間を奪っていることは充分わかっているのですが、つい車で職場に行ってしまいます。毎朝「RECORD」を描き、昼間は公務に追われ、毎晩ブログを書いている生活が続き、読書時間が確保できずに読みたいと思って購入した書物が居間のテーブルに積んであります。週末は作業場に出かけて制作に没頭してしまうので、積まれた書物が無くなることはありません。いくら世の中が便利になって、知識を得るモノが他に出来ても、やはり自分にとって書物は小宇宙に旅立つ扉なのです。というのは、眼で文章を追ううちイメージが出来上がり、見えないモノを見て、空間を感じることが出来るからです。イメージする力はある種の訓練が必要だと思います。映像から得る知識や感性はイメージを頭で構築出来ないのではないかと思います。記憶の中から、自分なりのイメージを取り出し、文章によって膨らせていくことが、時としてやらねばならないと痛感するこの頃です。

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