今年も砂マチエール

昨年のブログ(06.12.26〜27)を見るとテーブルの組み立てや砂マチエールのことを書いています。ちょうど1年前です。今年もやってきました。硬化剤の臭いや砂を混ぜ合わせる感覚。懐かしいというより職人仕事を思い出しながら粘りや塗る感覚を確かめると言う方が的確かもしれません。今年も今日からマチエールを細工しながら砂を貼っていきます。ある意味では絵画的な作業です。また坦々とした作業が続きます。時として立体にしたり平面にしたりして作品を作っていくので、この「構築〜解放〜」は彫刻というより空間造形という方がふさわしいように思います。またギャラリーの広さも念頭に入れているので、空間を演出するための装置とも言えます。今まで続いてきた柱の彫り込みとは違う平面的な楽しさを味わいつつ、また今年の暮れを迎えます。                            Yutaka Aihara.com

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