制作中の新作から派生するもの

今日は作業場に夏のような暑さが戻ってきました。相変わらず柱を彫っています。夏ほど制作は進みませんが、焦らず休まずやっています。この柱でテーブルを支え、さらにテーブルを突き抜けて上空に向かっていくように作っています。そんな新作を作っている最中に、このイメージから派生して別のイメージが飛び交い、さらに次年へ展開することがあります。今日はそんな次のイメージを考えていました。柱だけで構成的な作品となり、テーブルを乗せても作品として通用するような、強く主張せず床に融和する柱の集合体。言葉ではうまく言えませんが、柱だけの時は「場の彫刻」、上にテーブルが置かれると「単体として存在する集合彫刻」、そんなカタチです。とりあえず日常やっている365点で構成する平面作品にイメージを描いてみようと思います。                           Yutaka Aihara.com

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