印のデザイン

今年取り組んでいる「構築〜解放〜」は例年やっている作品と同じ集合体で見せる彫刻です。その部品を組み合わせる時に番号が必要になります。そこで例年のように部品に番号をつける際、和紙に印を押し、そこに番号を記すようにしようと考えています。印はこれから彫る予定です。石は昨年と同じサイズの石を使うつもりです。印にすれば、かなり大きなものです。特大の印泥を使わないと朱がつきません。さて、デザインですが、これがなかなか上手く出来ません。昨年も気に入っていたわけではなく、作品と同じように課題が残る印になってしまいました。自分の印は「書」ではなく「図案」と言っても過言ではありません。自分は「書」に対して無知で、それでも楽しい印を彫りたいので、かなり気儘なデザインをしてしまいます。ただ「図案」と考えたとしても練れた「図案」になっていかないのです。今年もそろそろ印にチャレンジする時がやってきました。今年こそ納得がいく「図案」系の印にしたいと願っています。                   Yutaka Aihara.com

関連する投稿

  • 21’図録の完成 5月30日に個展用の図録を作るための撮影を行い、今日新しい図録1000部が自宅に届きました。図録は16冊目になりますが、毎回同じサイズ、頁数で作っています。図録は前頁カラー版で正方形の冊子になります […]
  • 個展案内状の宛名印刷 今月の19日から始まる私の16回目の個展。今年も東京銀座のギャラリーせいほうで開催します。先日、案内状が1500部出来上がってきたので、ギャラリーには1000部持参しました。私からは私の友人や知人に […]
  • 7月RECORDは「揺らぐ楼閣」 RECORDは一日1点ずつ制作していく小さな平面作品で、2007年から制作を開始しています。一日1点というのはなかなか厳しいノルマで、その日がどんな状況であれ、必ず制作をしていくのです。毎年テーマを […]
  • 21’個展図録の色稿と案内状印刷 来月の個展に関する図録の色稿が出来上がってきました。今度の個展で16回目になりますが、図録に関しては1回目から同じ大きさ、同じ頁数で作っています。案内状(DM)は1500部印刷されて手元に届きました […]
  • 「 《オヴィリ》1・2」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第5章 タヒチ滞在(1891~1893年)とパリ帰還(1893~1895年)」の「3 […]

Comments are closed.