梅雨の季節に「睡蓮」

パリでまとまった「睡蓮」の油彩画を見るまでは、モネの「睡蓮」をたいして重要な絵画遺産とは思っていませんでした。パリの美術館で観客をぐるりと取り囲んだ「睡蓮」連作を見て、目から鱗が落ちました。まさに水がめくるめく映像のように自分の周囲に近づき、また浮揚する睡蓮の美しさに絶句したほどでした。今日は梅雨らしく雨降りの一日なので、気分を晴らしたい一心で写真家エリザベス・マレーによる「モネが創った庭」をパラパラとめくったところ、自分がオーストリア在住中パリに旅行して、モネの「睡蓮」に遭遇した頃を思い出しました。梅雨の季節にモネの「睡蓮」。これはいい取り合わせかもしれません。                     Yutaka Aihara.com

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