「菊池伶司 版と言葉」を読む

先日、出張の時に購入した「菊池伶司 版と言葉」は22歳で夭折した版画家に関する評論や本人の日記を編集した冊子です。自分は1960年代に活躍し、短い一生を駆け抜けた菊池伶司という版画家を知りませんでした。近頃TVでも取り上げられ、版画専門の美術館で個展もあったようです。たまたま書店で手に取った本の初めのページに掲載されている版画の数々が、銅版画の要素たっぷりの定番のようでいて、何故か気にかかる表現であったため、この本を購入しました。パラパラとページをめくると、凝縮された人生を綴った文章に思わずのめり込んで、一気に読んでしまいました。自分の命を削るように銅板に刻まれた解読できない文字や解剖図のような表現が、いつまでも記憶に残ってしまいます。

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