ケーテ・コルビッツ模倣時代
2007年 5月 25日 金曜日
学生時代に唯一バイトで稼いだ金銭をつぎ込んでも欲しかった版画がケーテ・コルビッツの木版画でした。銀座の版画専門画廊にあったものに結局手が出せず、今となっては後悔しています。ケーテ・コルビッツの画集は洋書から翻訳したものまで、かなりたくさん買っています。自分も木版画をやっていて、コルビッツを初めとするドイツ表現主義の作風に魅かれていましたが、自分の作るものは全部気に入らず、版木を捨てていました。作品が刷り上って、しばらく眺めているとプロレタリア・アートかコミックのように見えてしまい、自分にはこうした表現が向かないのかもしれないと思っていました。コルビッツのような訴えるものがなく、ましてや棟方志功のような彫り跡の面白さもなく、悶々とした制作が続きました。コルビッツの木版画の部分を模倣したり、似た作風で試みたこともありますが、やはりワザとらしくなってやめてしまいました。コルビッツの何にそんなに魅かれていたのか、次の機会に振り返って自己分析してみたいと思います。
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Tags: 作品, 制作, 版画, 芸術家
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