美じょん新報評壇より

毎年この時期になるとビジョン企画出版から新聞が送られてきます。評壇に4月の個展評が載っているからです。今年はこんなふうに書かれていました。「遺跡から出土の鉄製品のように思えるが、陶彫を黒褐色にすることで、発掘品に見せているまで。そのように錯覚させる点が面白く感じさせる導入部。作品は球体や階段や様々な形があり、文様も複雑で、縄文の遺物的。」この文面は好意的な批評と受け取りました。他の個展や団体展の評を読むと、なかなか名のある作家の批評が多く、それぞれの人が様々な分野で自己追求している様子が伺えます。これを弾みにして頑張ろうかなと思います。

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