「三輪壽雪」の豪放な器

昨日、笠間の「陶炎祭」に出かけた際、「陶炎祭」会場のある笠間芸術の森公園には茨城県立陶芸美術館があって、毎年この時期の企画展は欠かさず見ることにしています。今年は「三輪壽雪の世界」展。壽雪は十一代休雪として萩焼一筋に歩んでこられた人ですが、器の概念から外れたような大胆な器で知られる人でもあります。今回まとまった作品群を見て、若い頃の修業時代から始まった作陶が、加齢するにしたがって作風が解放されて今のような豪放な世界にたどり着いた様子がよくわかりました。十字を切った割高台、凛とした成形に荒々しくかけた白萩釉。ざっくりとした造形に自分も挑発されるようで、作陶の面白さを余すことなく伝える内容でした。美術館の近くで「陶炎祭」が行われている環境もあって、否応無く現代の若手陶芸家と比べる結果となりますが、若手の中にも壽雪に負けない勢いが欲しいと願うばかりです。もちろん器を作らない自分も造形家の端くれとして襟を正したいと感じています。

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