「三輪壽雪」の豪放な器
2007年 5月 4日 金曜日
昨日、笠間の「陶炎祭」に出かけた際、「陶炎祭」会場のある笠間芸術の森公園には茨城県立陶芸美術館があって、毎年この時期の企画展は欠かさず見ることにしています。今年は「三輪壽雪の世界」展。壽雪は十一代休雪として萩焼一筋に歩んでこられた人ですが、器の概念から外れたような大胆な器で知られる人でもあります。今回まとまった作品群を見て、若い頃の修業時代から始まった作陶が、加齢するにしたがって作風が解放されて今のような豪放な世界にたどり着いた様子がよくわかりました。十字を切った割高台、凛とした成形に荒々しくかけた白萩釉。ざっくりとした造形に自分も挑発されるようで、作陶の面白さを余すことなく伝える内容でした。美術館の近くで「陶炎祭」が行われている環境もあって、否応無く現代の若手陶芸家と比べる結果となりますが、若手の中にも壽雪に負けない勢いが欲しいと願うばかりです。もちろん器を作らない自分も造形家の端くれとして襟を正したいと感じています。
関連する投稿
- 週末 後輩たちのグループ展
今日の午前中は工房で制作。「発掘~混在~」の表層の彫り込みに四苦八苦していました。時間がかかるのは承知していましたが、こんなにも時間がかかるとは思いもよらず、この調子でいくと畳大6点が今月中に終わるかどうか怪しくなってき... - 茨城県の親友宅へ
茨城県笠間近郊で陶芸をやっている佐藤健太・和美夫妻は、私たちと家族ぐるみで付き合っています。家内と和美さんが高校の同級生、おまけに自分は陶彫、佐藤夫妻は陶芸の道を歩き出していて、手法は違えども陶による表現を追求している仲... - 卵たちの搬入展示
以前のNOTE(ブログ)に「卵たちの初グループ展」という文章を載せました。工房によくやってくるボランティアの子が、初めてのグループ展をやることになり、工房に仲間を集めて打ち合わせを持ちました。そのグループ展が明日から始ま... - ピカソの陶芸の魅力
箱根の彫刻の森美術館に「ピカソ館」があります。自分にとって「ピカソ館」の目玉は、ピカソが加飾または絵付けをした陶芸の数々だと思っています。これは見応えのあるコレクションで、箱根に行く度にこの陶芸たちに会えるのが楽しみです... - 東京の「伊藤公象展」
昨日、上野の「トリノ・エジプト展」を見た後、地下鉄で清澄白河駅まで行き、表題の展覧会を見てきました。あえて「東京の…」としたのは5月3日に茨城県笠間の陶炎祭に行き、その会場があった芸術の森公園で「伊藤公象展」を見ているか...
Tags: 展覧会, 陶, 陶炎祭
The entry '「三輪壽雪」の豪放な器' was posted
on 5月 4th, 2007
and last modified on 1月 29th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.