滞る365点の連作

2月から始めた1日1点の連作ですが、なかなかどうして筆が進みません。別の仕事が多忙を極めているせいですが、それは言い訳になります。描くのはたいして負担ではなく発想が問題です。つい昨日のテーマを繰り返してしまう傾向があります。それで内容が深まれば言うことはないのですが、慣れが生じ、過去の作品を乗り越えられないのです。もっと休みがほしいと心のどこかで願っていて、きっと時間がふんだんに使えれば素晴らしい作品ができると思っているのです。でも、そんなことはありません。それもわかっています。とつおいつ作品を日々作ることが肝心なのです。今日は言い訳ばかりになってしまいました。

関連する投稿

  • 7月RECORDは「揺らぐ楼閣」 RECORDは一日1点ずつ制作していく小さな平面作品で、2007年から制作を開始しています。一日1点というのはなかなか厳しいノルマで、その日がどんな状況であれ、必ず制作をしていくのです。毎年テーマを […]
  • 6月RECORDは「流転の因」 雨が降れば河川が氾濫し、豪雨ともなれば逆巻く波に家屋が呑み込まれていく場面を何度となく最近の報道で見ています。梅雨の季節になれば水害による悲惨な状況をつい考えてしまうのは私だけではないはずです。梅雨 […]
  • 2つの新しい印を作る 石による印材に自分の名前を自ら彫り、新しい作品が完成した時に裏側に印を貼っていくのが、私が今まで続けてきた方法です。私の作品が集合彫刻で陶彫や木材で成り立っているため、その組み立てにそれぞれの部品に […]
  • 新作完成の5月を振り返る 今日で5月が終わります。今月は個展図録用の写真撮影が昨日あったために、これに間に合わせるために夢中になって制作に明け暮れた1ヶ月だったと言えます。31日間のうち工房に行かなかった日は2日だけで、29 […]
  • 次のステップに向かう6月 6月になりました。そろそろ入梅が発表されてもおかしくない季節です。6月も今まで同様、工房に勤務時間があるが如く決まった時間に通う予定です。今月やらなければならないことは個展の出品作品の修整補填で、厚 […]

Comments are closed.