アニメ監督のつぶやき

昨夜、TVをつけたら面白い番組をやっていて、思わず見入ってしまいました。アニメーションで有名な宮崎駿監督を追ったドキュメンタリーでした。まるでアニメに出てくるような仕事場の空間。その中でとりとめのない日常から創作に移行するまでを捉えたもので、宮崎監督のつぶやきが何ともいいのです。「地位があるのに何故作るのか?」という愚な質問に対し、作ることが生きることになっているという監督の弁。もう最後といいつつ作る、今までやってきたことを壊して作る、この感覚に自分は心底共感しました。作っている時が苦しくて楽しくて生きている実感があるのは自分も同じです。終わってしまった結果はもうどうでもよい、次はこんな作品にしてみたい、自分がこんな作品を見てみたい、だから自分で作る、これ以外何ものでもないのが創作だと自分も思っています。

関連する投稿

  • 週末 創作へのモチベーション 昨日までは梱包用木箱作りと陶彫部品の梱包に励んでいましたが、今日は来年に向けた新作の陶彫制作を行うことにしました。今月の個展が迫っているので、その準備として梱包をやっていたのですが、そればかりやって […]
  • 週末 3点目の陶彫成形 日曜日は毎回美大受験生が2人工房へやってきます。彼女たちのうちの一人は予備校の夜間コースに通っていて、そこで出された課題を工房に持ち込んでくるのです。昼間は高校に通い、夜は予備校、そして週末は工房に […]
  • 16回目の個展開催の7月 7月になりました。昨年のNOTE(ブログ)を見ていると「15回目の個展開催の7月」というタイトルが7月1日にありました。昨年に倣って今年はタイトルを16回目に変えました。昨年、私はまだ校長職にあって […]
  • 週末 新作の陶彫彫り込み加飾 今日は朝から美大受験生2人が工房に来ていました。私が週末であるのを意識できるところは彼女たちが来ているかどうかだなぁと思っています。工房での作業は週末だからといって私には特別でなくなっているため、人 […]
  • 牟礼の地に思いを馳せて… 東京都美術館で開催されている「イサム・ノグチ […]

Comments are closed.