円形劇場の景観
2007年 3月 7日 水曜日
自作に「発掘〜円形劇場〜」という陶彫レリーフがあります。HPのギャラリーにアップしています。ヘレニズム時代の遺跡をトルコやギリシャを訪ね歩くうち、円形劇場の見事な景観に心が奪われました。トルコのペルガモンは山の急傾斜にあり、眼下に広がる壮大な風景を舞台背景にして演じられるドラマはさぞ楽しかったであろうことが偲ばれます。エフェソスの円形劇場も巨大で、擂り鉢状の観客席から見える一本道が港に続いている景観に感動を覚えました。港から舟で来た人々がエフェソスに入ると円形劇場が真正面に見える演出に、当時の人々はこの都市の高度な文化を見たことでしょう。とにかく劇場は中心になる舞台に向かって円形の観客席が作られているので造形物としても極めてまとまりのある構造をもっています。張りつめた空気をそこに留めてしまう要素があって、遺跡としてもつい注目してしまうのです。それが発想の源になって、HPにあるような作品が生まれました。
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Tags: ホームページ, 作品, 陶彫
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on 3月 7th, 2007
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