「発掘〜地下遺構〜」について

「発掘〜地下遺構〜」は、「発掘〜円墳〜」と同じ4月の個展に出品します。「発掘〜地下遺構〜」は4畳大のテーブル彫刻です。テーブルの上の部分には陶彫で作った階段を大小のブロックに分けて配置します。階段は地下へ誘う方法として考えました。建築模型ではないので、きちんと地下につながるものではありませんが、地下を暗示するモノとして階段の造形を利用しました。トルコを旅した時に見た地下都市にも階段があって印象に残りました。人が住むところに階段はつきものです。ギリシャの島々に点在する街にも階段があって、街がひとつの造形物のように感じます。そんな階段のもつ面白い構成に魅かれ続けています。「発掘〜地下遺構〜」はテーブルの下の造形に比べると、テーブルの上にある階段部分が整理されていないと思っています。4月に改めて銀座のギャラリーで見て、課題として今後も考えていくつもりです。階段の造形はまだ継続し発展させていきます。

関連する投稿

  • 図録印刷完成の日 今年7月に開催する個展の図録が出来上がり、昨日手許に届きました。今回は「木・陶による構築シリーズ」と題した図録で、同じ形式で毎年作り続けて5冊目になります。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も5回 […]
  • 個展用図録の見本 7月20日から開催するギャラリーせいほうでの個展。今年の個展用図録が出来上がってきました。自分にとっては4冊目の図録になります。一番気に入っているところは表紙です。自分が描いたラフスケッチをもとにカ […]
  • お礼状の郵送 個展に来ていただいた方々へお礼状を出すことにしました。芳名帳からピックアップして数十人の方々に郵送いたします。とくに今回のお礼状は自分から案内を送った方々に限らせていただいています。個展を開催する際 […]
  • 出品作品のメンテナンス 19日に群馬県高崎市に運搬する「発掘〜鳥瞰〜」を倉庫から出して、梱包を解いて破損がないかどうか確認しました。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に出品してから3年が経っています。部分的な修復をして再 […]
  • 個展が近づく足音 例年開催している東京銀座での個展が近づいてきました。今年も7月20日から企画展としてギャラリーせいほうの予定に入れていただいています。今年で銀座での個展も4回目。少し今までの陶彫とは違う発展した作品 […]

Comments are closed.