師が走る12月
2006年 12月 1日 金曜日
広場の模型作りの課題に取り組んでいる美大生から、材料の相談をメールで受けました。一緒に考えようと答えました。自分の制作以外で頭をめぐらせることは楽しみのひとつです。その美大生には自分が持っている様々な資料を与えます。こうしてひとつずつ吸収していくんだ、自分の引き出しをたくさん持っていくんだと若い世代の勉強ぶりを見て思います。自分も生涯勉強しなくてはならないと思うこの頃です。自分にも池田宗弘と中島修という師匠がいて、疾風の如く走る師匠を追いかけています。自分の後から追いかけてくる教え子たちがいます。慌しい師走になって、師が走るのは忙しい季節だからではなく、師から次世代へ受け継がれるレースをしているように思えます。こんなことを考えているうちに今年最後の1ヶ月になってしまいました。
関連する投稿
- 「文化的総合」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第6章 タヒチからマルケーサスへ(1895~1903年)」の「2 […]
- 週末 梅雨前線の活発化 週末になりました。昨晩から関東地方は豪雨に見舞われていて、夜中に警戒警報が鳴りました。土砂災害に纏わる避難勧告が出されていましたが、私が住んでいる地域は周囲に河川が少ないため、大きな被害にはならなか […]
- 7月RECORDは「揺らぐ楼閣」 RECORDは一日1点ずつ制作していく小さな平面作品で、2007年から制作を開始しています。一日1点というのはなかなか厳しいノルマで、その日がどんな状況であれ、必ず制作をしていくのです。毎年テーマを […]
- 週末 梱包用木箱の製作開始 週末は個展準備の状況を書いていきます。今週から梱包用木箱を作り始めていました。「せいさく」という漢字には「制作」と「製作」の2種類があります。創作的な行為は「制作」、工作的な行為は「製作」を使います […]
- 飛躍の6月を振り返る 今日で6月が終わります。今月は7月個展のために図録を作成し、案内状も自宅に届きました。個展に出品する作品の梱包を始めていて、現在は陶彫部品を収納する木箱の製作に追われています。木材を調達しながら木箱 […]
Tags: 制作
The entry '師が走る12月' was posted
on 12月 1st, 2006
and last modified on 1月 8th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.