色彩を考える

たとえば奈良の金剛力士像は巨大な木彫ですが、彩色されていたようで所々色が残っています。完成当時は華麗な色彩が施されていたことでしょう。自分の作品では木彫の部分は色をつけません。自然な木目が美しいので、そのまま残すつもりです。ただし横たえる厚板には砂を硬化剤で貼り付け、油絵の具を染込ませる予定です。さて、今回はどんな色にしようか思案しています。初めの企画には色彩計画があるのですが、実際のサイズにしてみると、これでいいのか迷うところです。今までは黒っぽい色彩にしました。陶彫が錆びた鉄のような色をしていたので、それに合わせた色を作りました。木肌に合わせた色は今までと同じというわけにはいきません。木肌を目立たせて共存できる色彩。画家と異なる色彩選びがこれから始まります。

関連する投稿

  • 連休4日目 「群塔」「丘陵」「陶紋」の制作状況 今日は連休4日目になりました。こどもの日ということで各地で楽しいイベントがあったようです。工房にあるFMラジオからイベントや渋滞情報が発せられていました。今日も朝から夕方まで制作に追われました。「発 […]
  • 造形の素材変換 かつて木彫によるテーブル彫刻「構築~包囲~」と「構築~解放~」を作りました。サークル状の厚板を複数の細い柱で支える構造で、量というよりは線と面で構成される軽やかな作品として作ったつもりです。この作品 […]
  • 四連休 撮影前日のあれこれ 今日は朝から工房にいました。木彫による6点のボックスを連結し、三双屏風に仕立てました。ここにそれぞれ陶彫部品をボルトナットで取り付けます。ボルトが入る穴を数えたら、ボルトナットが足りないことが判明し […]
  • 週末 「発掘~宙景~」柱の調整 「発掘~宙景~」は組み立てや設置に手間のかかる集合彫刻です。4本の柱陶で正方形に近いテーブルを支え、そのテーブルの下に陶彫部品を複数吊り下げていく構造です。前に木材店で2m50㎝でカットしてもらった […]
  • 週末 土練り開始 雨模様だった昨日と打って変わり、今日は晴天になり、気温も上昇しました。本格的に新作へ向けて準備段階に入りました。自分は陶彫と木彫を併せた表現をすることが多く、窯入れをしなければ作品にならない陶彫を初 […]

Comments are closed.