オペラ初体験.Rシュトラウス

ウィーンで初めて観たオペラはR.シュトラウスの「エレクトラ」でした。下調べもせず、音楽留学生から立ち見席のことを聞いて、まず飛び込んだ劇場でやっていた演目が「エレクトラ」。真っ暗な舞台。登場人物も少なく、内容もよくわからず、旋律もおよそメロデイのつかめない短いオペラ。ただオケの響きはもの凄くドラマチックな要素だけは感じ取ることはできました。これはつらいと思ったので、しばらくオペラから遠のいてしまいました。次に人に誘われて出かけたのがベルデイやプッチーニのオペラでした。これは楽しくて、オペラとはこんなにいいものかと思い直しました。そんなことでオペラに慣れ親しんだ時に、再び「エレクトラ」を観たら今度は不思議な感動を覚えました。音響が新鮮でした。不協和音の何とも言えない心理を表した響き。やっと理解できる感覚を持ったのかなと思いつつ、初めてオペラを観た頃のことを思い出していました。

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