カフェ文化とファミレス文化

ウィーンのカフェのことをあれこれ思い出しながらブログを書いていたら、ふと今の自分はどうなんだろうと考えてしまいました。今は語る時間があれば、ひたすら制作をしています。作品のイメージをどう具現化するか、どう展開するかで頭はいっぱいです。たまに人と語るとすれば、日本ではファミリーレストランなのです。この違いこそ文化の違いなのかなと思います。頭でっかちになるカフェ。効率よく仕事を進められるファミレス。哲学や純文学が育まれそうなカフェ。雑誌やポップスを軽く受け流すファミレス。そうした環境の違いはどこに影響として表れるのか、ちょっとこれはファミレスではなくカフェで語って見たい文化論です。

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