制作三昧の8月からステップ
2006年 9月 1日 金曜日
今日から9月。また勤めが始まりました。今月から週末が制作の大切な時間になります。制作の勢いは無くなりますが、きちんと考えて冷静な判断が出来る季節になります。思考が深まるのもこの季節です。哲学や思弁的要素がないと作品にはならないし、物質にそれらを与えてこそ造形になるのだと思います。人が何かを意図して作り上げるものを、別の人にその意図を伝えてこそコミュニケーションが生まれるものです。意図するものが平易であろうが、難解であろうが作品に優劣がつくものではありませんが、むしろ意図の伝達が自分の感性とうまくかみ合っている作品が作品として成功していると考えています。今の作品はどうだろうかと自問自答する時間、それが今月多くとれると思っています。
関連する投稿
- 週末 「構築~視座~」の彩色 今年の7月個展には2点の大きな作品を出品する予定です。目玉は複数の陶彫部品で構成する「発掘~盤景~」ですが、もうひとつは木彫のみで作った「構築~視座~」です。この作品はテーブル彫刻で、楕円状の卓を4 […]
- 5連休と言えども… 5月になりました。ゴールデンウィークの最中で、今日から5連休になります。まず今月の制作目標ですが、7月個展に出品する新作全てを今月末に完成しなければなりません。5月30日(日)が新しい図録用の撮影日 […]
- 週末 BankARTの「山本愛子展」 週末になりました。昨日から取り掛かっているテーブル彫刻制作を継続しています。今日の午前中はテーブル部分の文様の刳り貫き作業を開始しました。昨日描いた下書きをさらに煮詰めて、刳り貫く部分と残す部分を決 […]
- 週末 積み重ねる作業の合間で… 週末になりました。今日は雨模様で気温も上がらず、凌ぎ易い一日になりました。朝8時に工房に出かけ、明日の成形のためにタタラを用意したり、前の陶彫成形でまだやり残している彫り込み加飾を行ないました。週末 […]
- 「初期作品ーさまざまな試み」について 「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第1章 初期の彫刻(1877~1885)」のうち、今回は「2 […]
Tags: 作品, 制作, 彫刻
The entry '制作三昧の8月からステップ' was posted
on 9月 1st, 2006
and last modified on 1月 8th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.