長野県東筑摩郡麻績村へ
2006年 8月 24日 木曜日
中央高速を松本方面に向かい、さらに長野自動車道を北に進むと麻績インターがあります。そこで降りて山道に入ると民家がなくなります。木立に囲まれた細い道をさらに進むと、木立の間に真鍮の彫刻がいくつも立っている風景が目に飛び込んできます。その奥まった所に修道院のような建物が現れます。壁で囲まれた一角に入り口があり、中に入ると所狭しと彫刻が置かれています。野外と室内が一体となった工房は、まるで鍛冶屋のようでもあり、鉄工所のような雰囲気です。2階はリビングとダイニング。そこで工房の主人はいつも自分を暖かく迎えてくれます。これが池田宗弘先生のアトリエです。彫刻作品とともに環境も作品のうちだと言いたげな空間です。それが味わいたくて、また刺激をもらうために今夏も師匠に会いに出かけます。
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Tags: 作品, 工房, 彫刻, 散策, 芸術家
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