Archives for the Month of 6月, 2006

版画に魅せられて

20数年前に版画に没頭した時期があります。版を作って刷り上げる行為が好きで、自分の思うようにならないもどかしさと偶然出来る効果が気に入っていました。今日、世田谷美術館で開催している「吹田文明展」を見てきて、版画に取り憑か […]

記憶に残る彫刻

実際の作品を見ても心が動かされることはないのですが、記憶に残って時折思い出し、その記憶によって刺激される彫刻があります。それは物質のもつ存在感であったり、周囲の空間であったりします。表現方法はまるで違う2人が私にとってそ […]

発想の部屋・制作の部屋

近隣にあるスポーツ施設で身体を動かした後、新たな創作に入ることはなかなか困難です。スポーツによる明確さと敏捷さに頭脳も反応してしまうためかもしれません。発想する部屋は自分の好きな仮面がところ狭しと壁に掛けられ、気に入った […]

師匠の思い出

20代の頃、直接教えていただいた師匠は池田宗弘先生で、真鍮で人物や動物などが繰り広げる場としての彫刻を作っていました。枯れ木や壁も金属で作り、その洒脱で軽みのある表現にとても惹かれていました。今も長野県の山奥でキリスト教 […]

仕事と労働

自分にとって仕事は創作行為であり、一生続くものと心得ています。今年は板材と木彫の柱を組み合わせた立体作品と、主に墨を使った屏風による平面作品を作ることです。自分にとって労働とは日々の糧を得るための手段です。最近はこの労働 […]

仮面収集癖

別に高価なものを求めてはいませんが、気がつくと家の壁にぎっしりとお面があって異様な雰囲気が出ています。海外のものはイタリアのベニスで買った陶製のお面が白黒一対、ギリシャのクレタ島で買ったテラコッタ製のお面がいくつか、イン […]

アフリカンギャラリー

静岡県の大室高原にあるアフリカンギャラリーに行ってきました。アフリカの彫刻や仮面などザックリと木彫りされた造形が大好きで機会あるごとに見たり買ったりしています。今日はコートジボアールの小さな仮面を思わず買ってしまいました […]