ギャラリーに「鳥瞰」アップ

個展に出品した「鳥瞰」はレリーフによる屏風です。天空を飛ぶ鳥の目で見た世界を表そうとしたもので、全体はごちゃごちゃした構成になっています。ひとつひとつは抽象形態ですが、集合体になると具象的な景観になるようにしたつもりです。世界遺産になっている中世の街並やら敷石しか残存しない遺跡などを下地にしています。とくに旧市街の入り組んだ路地を上から見るとその無計画さが面白くて飽くことなく見入ってしまいます。そんな興味から「鳥瞰」は生まれました。

関連する投稿

  • 新作完成の5月を振り返る 今日で5月が終わります。今月は個展図録用の写真撮影が昨日あったために、これに間に合わせるために夢中になって制作に明け暮れた1ヶ月だったと言えます。31日間のうち工房に行かなかった日は2日だけで、29 […]
  • 週末 後輩の美術展へ 週末になり、朝から工房で制作三昧です。まだまだ暑い日が続いていて、土練りやタタラ作りに汗を流しています。毎週制作工程に追われるような気分で作業に精を出していますが、時に何が楽しいのか、自問自答をして […]
  • 優れた女流彫刻家を惜しむ 今日職場にあった新聞に彫刻家宮脇愛子さんが逝去された記事があり、とても残念に思いました。84歳は平均寿命からすれば致し方なしと思いますが、宮脇さんの爽快感のある作品からすると、年齢を感じさせない溌剌 […]
  • 「発掘~場~」土台の油絵の具塗装 前半連休の最終日です。朝から工房で制作していました。「発掘~場~」土台の砂マチエールの上に油絵の具を染み込ませる作業を行いました。続いて床に工事用シートを敷いて、その上でドリッピング。ほぼ土台を作る […]
  • 個展作品の点検&美術館へ 今日は朝から工房へ行って、「発掘~混在~」を三双屏風に仕立て、「発掘~場~」の印貼りを行いました。さらに自宅脇の倉庫から「発掘~住居~」と「発掘~棟~」を工房に運び入れました。これで7月個展に出品す […]

Comments are closed.